ゾイド

凱龍輝について書いたのでついでにゴジュラスギガについても書いてみましょうか。


ゴジュラスギガは言わずと知れた共和国軍の反撃の切り札です。
パッケージを見てみれば分かりますが「16対の封印用背ビレを付けた状態がゴジュラスに似ていることから、ゴジュラスの名を冠することとなった。」となっています。
またプロトゴジュラスギガのパッケージには「共和国軍の象徴とも言えるゴジュラス。当然、後継機であるゴジュラスギガにもそのプロパガンダ的な役割が期待されている。そのため、試作段階であるプロトタイプのゴジュラスギガ(プロトゴジュラスギガ)は、ゴジュラスの銀と黒でカラーリングが施されており、テスト段階ではパワーを押さえたオレンジ色のテスト用関節キャップ(サーボモーター)が取り付けられていた。」と有ります。
実際には大統領が行方不明になってしまった事による士気の低下を抑える意味合いがあったと思われます。
ファンブック上では死亡扱いですので。


凱龍輝の項目でも書いていますがゴジュラスギガはMK-3と同じく格闘能力を強化した機体です。
ちなみにギガの解説に旧大戦の時から〜のくだりがありましたが皆さんは高機動型ゴジュラス「モンスーン」の存在をご存知でしょうか。
当時最高速度が70km/hしかでなかったゴジュラス改造機の一体として開発され、ゴジュラスを前傾姿勢する事でその速度は200km/hにも達しました。
当時のサーベルタイガーにも引けを取りません。
公式設定ではありませんがギガがこれらのゾイドの発展構想を持っていたのは疑いようのない事実です。
これらの相反する能力を両立する為にボディに可変機構をもっており、剛性の低下を防ぐ為には強靭なボディが欠かせないことも関係していると思われます。
希少種とはいえこの強力な素体が手に入ったので大型ゾイドとして開発する事が出来た訳です。


ちなみに新型ゴジュラスを開発するに当たって、デザインを手がけた人はキングゴジュラスのスケッチを参考にしています。
旧大戦時代のゾイドの強さ=キャップの多さと言う事で、実際には関節に使用しないキャップを随所に配置、ゴジュラスという「力」を表現しているわけです。
この人は本当にゾイドをよく分かってますね。


「素体が居ない」という「根本的な問題」を解決できなかった不遇のゾイド「ゴジュラスMK-3」。
共和国は母国を失うという犠牲と様々な経緯の元、このゾイドを形にします。
完全野生体ゆえバトストのギガの起動にはゴジュラス・ジ・オーガ、妄想戦記ではゴジュラスマリナー17号機の犠牲が有りましたが近年のゾイドの中では一番熱い設定をもっているゾイドといっても過言ではないでしょう。
まぁ、コア砲を使うまもなくセイスモサウルスにぶち抜かれますが。


それにしてもレプラプターに切り刻まれ、OSデスザウラーに首ちょんぱ&真っ二つにされ、大口径荷電粒子砲で焼かれ、BSにぶった切られ、ギガは初登場のセイスモぶち抜かれ、新バトストのゴジュラスカワイソス(´・ω・`)