あゆ「おじゃましま〜す」


綾子「おじゃまさせて頂きます」


秋子「どうぞ、ゆっくりしていってね


秋子さんはあゆだけに視線を向けた


秋子「終わったら居間にいらっしゃい。お茶を用意しておくから」


祐一「わかりました。って何をしているんだ?あゆ」


あゆ「ん?パーツ換装をしているんだよ」


あゆはコートの下にインコムを装備していた


祐一「インコムはワイヤーの張力で方向転換しているんだ。地球上じゃ使えないぞ?」


あゆ「…アサルトパーツ装備するからいいもん」


開き直りやがった


しかしIフィールド発生装置と対ビームコーティングを装備してどうするのだろうか・・・


重い装甲にうぐうぐ言いながらあゆは俺の部屋の前まで来た
床が軋んでいる
大丈夫か?


あゆ「うわぁ…ここが祐一君の部屋なんだ」


祐一「元物置だけどな」


ガチャ。俺たちは中に入った


綾子「祐一君、遅かったね」


祐一「何をやってんの!


綾子さんは部屋で完全にくつろいでいた


綾子「…こういうのが好みなの? 男の子だねぇ


ご丁寧に俺の本まで引っ張り出してきている


あゆ「わぁ、シャア専用リックドムだよ!祐一君」


こいつはこいつで片付ける気が無いし
俺はとりあえず本を取り上げた


綾子「…うん、いい勉強になったよ」


何の勉強だ


あゆ「こっちはガルマ専用ザクだよ。ボクこれ嫌い」


あゆは俺の大事なコレクションを投げ捨てた


綾子「お姉さんはドズル専用ザクのほうが好きだなぁ」


綾子さんも俺の大事なコレクションを投げ捨てた


綾子「わぁ、フル稼働する百式だよ」


綾子さんが百式をガチャガチャ動かして遊んでいる


それを見たあゆが俺のジ・Oを引っ張り出した


あゆ「ジ・O…動け…ジ・O! 何故動かん!!


ボキ


あゆ「あっ」


俺がディスプレイ用にポーズを固定したジ・Oが壊れた


祐一「お前ら出て行ってくれ…」