声優

かしましという作品を通して改めて思ったことは声で演技をするという事の凄さ。
人のコミュニケーションツールの基本であるとともに身振り手振りの仕草を加えて相手に意図を伝えるわけですが声優はこれを声だけでやっているわけです。
劇団出身の人も数多い業界とはいえ自分以外の情報から自分の体を通して出る力を伝えるって凄い事ですよね。
絵、詩、唄、曲、心に映るものは確かに印象を残しますが、それらができるなら音である「声」でも出来るはず。
某氏の日記で声優に詳しくない人が声優の話を見てもポカーン(意訳)と書いていましたがこういう路線でなら話が通じるんじゃないかな。


演技、という点で抜きん出ている声優さんを上げてみましょうか。
「声」を売りにしているので外見は以下略なわけですが。
私は外見で人の好き嫌いはあんまり言わない人ですので。


田村ゆかり
これは上で上げてる通りで言わずもがな。
近年の代表作は「D.C.〜ダ・カーポ〜」の芳乃さくら、「魔法少女リリカルなのは」の高町なのは「かしまし」の来栖とまり。
炉利っぺー声にも関わらずハキハキとした喋りで声に気持ちを乗せるという点では抜きん出てると思います。
特にシリアスシーンで独白や叫ぶ、という点では男性の声優にも引けを取りません。
「言葉」に心を揺さぶられる、という経験は普通に考えても早々あるものじゃありませんし。
まぁ、どちらかってーと水樹奈々と並んで歌で人気があるような気がしますが。


飛田展男
言わずと知れたカミーユ・ビダンの中の人。
この人のイメージってカミーユが全て付きまとっているので他の役が印象に残らないという罠。
戦闘を通してのカミーユの悲痛な叫びは今なお私の心に焼き付いています。
(注:地元での放送当時私は小学生の低学年)
「生命は宇宙を支えているものなんだ・・・」の下りから始まる「ここから居なくなれー!!」とか魂の叫びって感じで好きです。
近年の代表作は「劇場版機動戦士Zガンダム」のカミーユ・ビダン、「撲殺天使ドクロちゃん」のザンス。


・・・ザンス?(脳内で再生してみる)


うわ、ほんとに飛田展男だー!!!!orz
あの変体野郎の妙に聞きなれた声はこれだったのか。


檜山修之
台詞が熱いかっこいい兄貴分といえばこの人。
ヒーロー役には定評があります。
近年の代表作は「勇者王ガオガイガーFINAL」の獅子王凱
本人曰く、自分の演じた役の中でヒーロー役の集大成は「勇者王ガオガイガー」の獅子王凱、悪役の集大成は「機動戦士ガンダムSEED」のムルタ・アズラエルだそうです。
古くは「幽★遊★白書」の飛影や 「機動戦士ガンダム第08MS小隊」のシロー・アマダなどとにかく静かながら熱い印象。
そのなかでも08MS小隊とガオガイガーFINALは必見です。
「俺はアイナと添い遂げるーっ!!」や「これがGストーンを持つべき勇気ある者の絶対勝利の力だぁ!!」は見ているほうも熱くなる名言。
基本的に何をやっても熱い男になるので魂の叫びの申し子といいましょうか。


ちなみに第三次スーパーロボット対戦αで獅子王凱ムルタ・アズラエルを戦わせると声優ネタで専用の台詞が出ます。


「あのライオンのロボット、気に入りませんね」


三石琴乃
この業界に古くから居る人の代表格。
美少女戦士セーラームーン」の月野うさぎや「新世紀エヴァンゲリオン」の葛城ミサトといえば通じる人も多いのではないでしょうか。
近年では「機動戦士ガンダムSEED」のマリュー・ラミアスが有名。
キートン山田皆口裕子と並んで土日の旅番組なんかのナレーションで聞きなれているかと思います。
しょっちゅうスパロボで声が同じという理由でネタにされています。
EVAが本格参戦したSSのFから顕著w
声色の幅はあまりありませんが、周りの雰囲気を飲む演技が印象に残ります。
はちゃけたシーンもシリアスなシーンもこなせる器用な人で演技としては一流なんじゃないでしょうか。


大塚明夫・若本則夫:
信念を持った強大な敵、そんな役といえばまず間違いなくこの人達。
近年ではないですが代表作は「機動戦士ガンダム0083」のアナベル・ガトー、「テイルズオブディスティニー2」のバルバトスなどボスっぽい人。
そしてサザエさん「アナゴさん」。
檜山さんがヒーロー役の熱い人なら彼らは敵役の熱い人です。
どんなに中身がアレな作品でもこの人が出てると熱く感じるのは「TOD2」や「カスタムロボ」で証明済み。
カスタムロボは0083を狙ってやってるような気がしますが。
ちなみに0083ではエイパー・シナプス艦長=大塚周夫 ガトー=大塚明夫という事で珍しく親子で演じておられます。
熱い男ってたまらんねε=(´Д`*)


柳瀬なつみ
ほえほえぱ〜とした声で天然キャラなら右に出る人はそうそう居ないと思われる人。
とある事情で声優の詳細については触れられていない。
ほえほえぱ〜とした、すぐにこの人だと気付く特徴的な声は洗脳度が高く、頭をついてはなれません。
そのほえほえぱ〜な声ゆえに好き嫌いがはっきり分かれるのが難点。
演技は・・・与えられるキャラがキャラなためか、上記の人と達と比べたら上手いか?といわれると微妙な感じ。
ただ、この人の演技が特定の誰かに「好き」という気持ちを伝えようとするとき真価が発揮されます。
稚拙で上手く伝えられなくて、もどかしく思う中にも真っ直ぐ相手を想う気持ち。
相手に届く「言葉」を伝えられるのがこの人の武器なんじゃないでしょうか。
もちろん途中のほえほえぱ〜とした印象とのギャップもあるでしょうけど、静かに染み渡る優しさを感じとれて好きですね。


ひと美
七つの声を持つ男と言えば神谷明ですが七つの声を持つ女というとこの人でしょう。
あんまり名前を見かけないかもしれませんが同一作品上で複数人の演技を使い分け、それでいて同じ人だと気付かせないほどの多種多様の演技を行っています。
この人の売りはその演技であって、私は使い分けた内容次第では好き嫌いありますね。
それって凄い事でじゃないですか?
だって同じ人ですよ?
なのに演技の好き嫌いがある。
普通じゃ考えられませんね。
使い分けの分かりやすいのは「D.C.〜ダ・カーポ〜」の芳乃さくらとその祖母。
同じ人物だと思いませんでした。
ネットで探すとものすごく反応が返ってきます。
それ故、知らない人にはキンモー(|||´Д`)と映るわけですが。


で、だ。


○○たん声カワユス^^


○○がでているから良い


○○の声で3杯飯はいける



たしかにこんな事かいてあっても知らない人には通じませんよね。
かく言う私もゲームを購入するとき水橋かおり柳瀬なつみ後藤邑子石橋朋子鳥居花音がいると購入意欲うpで草柳順子がいるとダウンするわけです。
が、そんなことは知らない人にはわかりません。
ふっつーの人から見たらなんだこいつ状態。


ハァハァとかかいてないでその人のどんなところが好きなんだ、という事を断わらないと伝わらないんじゃないかな。
好いてる部分に関しては相手が知っているものとして書かれているわけですから。
とまぁつらつら書いてますけど、私の日記って自分の思ったこととかてきとーに書いてるだけなので人には伝わらないです。
昔かいてたあまりにアレな内容から「赤裸々日記」と称されてた時期が在るゆえ・・・。
特に自分の内面に触れる機会があればその事をつらつら書いていたのですが起因する事が大体エロゲーのシナリオクリアですから!!


読み返してみる。


なんだこいつ・・・キモス(´Д`;)