ひぐらしのなく頃に

暇潰し編終わりました。
後発したはずの人に抜かれそうです('A`)


コミックスの鬼隠し編 2巻と綿流し編 2巻に原作にはないヒントが提示されました。
書いている以上原作者の指示だと思うのですが…まぁ確かにコミックスにしろアニメにしろ文章として表現できない部分は多々ありますからね。
それに…黒梨花様の「鉈女」来たわぁぁぁぁぁぁぁ!!
ほかにも類似語に「拷問女」がありますがこれは言わなくても誰のことかはわかりますよね。
来週からアニメも解答編に入るので早くみたいです(*´ω`)
コミックス版の祟殺し編にはそういう描写がないのも原作者の指示なんだろうか。
それとね、どのコミックスも分厚いの。
本来なら3冊出るはずのところを強引に2冊に入れたのは出版社も赤字の覚悟があると思われる。
増刷すれば売れることを見込んでるって怖いですね。うふふ。



さて、書こう書こうと思って書いていなかった綿流し編の謎の一部、「詩音」と「魅音」について。
暇潰し編が終われば次は目明し編ってことでここいらで整理をしなければ。
ひぐらしの性質上、直接解とは言いがたいのですが「詩音」の話であることには違いありません。


ちゅーか、鬼隠し編の追加ヒントは致命的だと思うんだが…いいのだろうか(;´д`)


とりあえず以前祟殺し編で書いた間宮リサに関することは間違いってことで。
鷹野さんについてはおいおい考えましょう。
暇潰し編も終わったことですし各々の編で残ってる謎の整理。


共通:
・富竹さんと鷹野さんの死について
トミーは知らん('A`)
鷹野さんは代わりに殺されたのかが誰か、なのかそれとも自分なのか。
後者の可能性は低いですが綿流し編以外だと殺されているかもしれません。


・雛見沢大災害
予定調和といってしまえばそれまで。
梨花ちゃんが知りえなかったのは当日までに彼女が殺されるから、で間違いないですね。
フレデリカの詩も深く読めばそこまで言及しているようにも感じ取れます。


鬼隠し編
・圭一が富竹と同じ死に方をした事
今までの推理だとキュレイシンドロームに近いんじゃないかと思うんですががが。何度も書いてますが未知の薬物で富竹の死を連想した彼の逸脱した行動?


・背後の気配
圭一もレナもオヤシロさまと思っています。
この段階では分かりませんが綿流し編魅音と同じもの?


・レナの奇行
圭一に対する仕返し、圭一の母親と仲がよかった。
この頃から既に圭一の精神がおかしい。


魅音の変貌
この頃から既に圭一の精神がおかしい。


・監督
Dr.イリーにおまかせっ!


綿流し編
・詩音と魅音
コミックスで提示されたフレデリカの詩がヒントなんじゃないかと。
これを見るより前にこの可能性は考えていたわけですが。
それは圭一たちが普段学校で会っている魅音の中身が詩音で、街に住んでいる詩音の中身が魅音だということ。
TIPSに「姉妹の能力差があるように見受けられない」「入れ替わったら誰にも分からない」というものがあります。
またこれだと説明のつく箇所が数箇所あります。


1.魅音が詩音をほめられて喜んだこと。
これは言うまでもなく。


2.沙都子にたいして強い怒りを覚えている
悟史が居なくなったのは沙都子の所為と思っているから。
本当に魅音ならこのことで沙都子を強く責める事はないでは?
詩音がすでに失踪した後で「詩音」からの電話で梨花ちゃんの危険を察知した圭一。
このときには既に入れ替わっているので詩音が魅音として圭一の前に出てきたとすれば中身が詩音なのだから聡子に不信感抱いていても不思議ではない。


3.魅音(詩音)が村人に指示をだした
お魎、魅音が詩音につかまった後で彼女がテキパキ指示して見せたのは中身がもともと魅音だとすれば何ら不思議ではない。


4.牢屋の中にいる詩音が魅音を姉と呼んだこと
入れ替わり説だと魅音(詩音)が詩音(魅音)に「姉」と呼ぶことを強要したことになるのですが、これは拷問の所為ではなく魅音の中身が魅音だったからでは。
拷問で姉と認めさせるにはちょっと無理があるのが気になってました。


5.魅音が詩音に腹を立てている訳
たしか空威張りが気に入らないといっていました。
レナがいうには魅音は最初部活に負けていたとの事。
北条悟史がいなくなったのは一年前。
この頃から既に入れ替わっていた可能性があります。
人前で上手に演技できない詩音が気に入らなかった?
魅音が熱血努力タイプ、詩音が才能を発揮するタイプなのはこれで説明がつきます。


6.鬼の名
入れ替わっているなら詩音には鬼の名前がないはず。


(7).綿流しの夜の電話@祟殺し編
電話受けたのはみんなの前に居る魅音ですが、中身は詩音だとすれば悟史との事も…。


(8).魅音の背中@綿流し編
部活で着替えるときに描写がない。


(9).フレデリカの詩@コミックス版綿流し編
一番分かりにくいのは「思い違い」


じゃあいつ入れ替わったのか。
魅音が朝遅れてきた日には二人は入れ替わっているはず。
この時ふらふらしていらのは村長やたお魎やらを地下に閉じ込めて処理していたからでしょう。
もしくは詩音(魅音(詩音))(ややこしい!)を拷問していたためフラフラしていたのだと思われます。
その夕方、圭一の前に現れた詩音(魅音(詩音(魅音)))(もっとややこしい!)は同一人物のため同じくフラフラ。
夜は詩音の振り(というか今まで通り)をして圭一に電話をかけ圭一を疑心暗鬼へ…あとは前述の通り。



魅音が死んでいた訳
中身がどうであろうとトリック的なところは前述の通り「詩音」が「魅音」に罪をかぶせて殺した、でしょうね。
圭一に聞かせた様々な事の発端やら動機やらは詩音の演技。
魅音は熱血努力馬鹿ですが詩音は演技がうまいのです。
魅音」への復讐というよりは大石が言っているように御三家の古い因習の断ち切りが目的と思われます。
仮に前述した入れ替わりなら詩音には悟史という動機があります。
悟史が生きているかどうかは分かりませんが、生きているなら彼の身の安全を護るため、生きていないのであれば復讐。


・祭具殿で聞こえた音
鷹野さんと圭一は聞いていない、でFA。
詩音と富竹さんは聞いているのはなんで?っていうのは耳元で音を鳴らされたからなんでしょうね。


祟殺し編
・間宮リサ
いっちゃん最初に死んでましたね。
入江診療所の人じゃないのかしら。


・背後の気配
圭一は悟史と思っています。


・詩音の自殺
詩音の設定が綿流し編と同じであるならこれまたあがってくるのが背後の影。


・圭一が祭りに参加していた?
これは魅音達がついた嘘と考えたほうがいいでしょう。
本人はレナと魅音に問い詰められているように感じていたようですが、これは「問い詰めていた」のではなく「そんな事はなかった」と圭一を黙らせるための発言と思われます。
なぜそんな事をしたのかと言えば考え付くのは圭一がその場にいなかった事を誰かに知られたくなかったから?
となると会話に混じってこない沙都子に知られたくなかったのかも。
圭一が来たときにクラスが静まり返ったのは圭一がこないものだと思っていたのでとっさに行動できなかった、と。
雨が降っているのに舞が行われたというちぐはぐな発言は準備期間がなくて(根回しをしたのは当日の深夜と思われる)そこまで頭が回らなかったんじゃないでしょうか。
なんとも魅音らしい。
仮に沙都子に知られたくなかったとするなら考えられるのは沙都子が犯行の前後に圭一が祭り現場以外にいたことを見た・聞いた・知ったのを魅音が知りえた場合って事なんでしょうけど。
あんのかなそんなことw;
沙都子が圭一っぽい人影を見かけて気になったので夜に魅音に電話で確認してみたっていうなら辻褄はあいますが…説得力に欠けますな。


・北条鉄平の死体
誰かが移動した、というのが正解そうですが誰が移動したのでしょうか。
詳しい場所を知っているのは入江先生のみ。
また圭一との会話から魅音も可能性には至っているはずです。
やはり入江先生でしょうか?
何で動かしたのかは分かりません(´ー`)
叔父が生きているのではなく確実に死亡していたのですが、既に精神が参っている沙都子は叔父にいびられているいつもの生活を続けていたということでしょうね。


・車の照会
クラウドが問い合わせていた車両は誰のものか?
普通に考えると鷹野さんの車なんでしょうが彼女は街の方に住所があるのが分かっているので彼女のものではないです。
となると入江診療所のもの?


・大石たちの失踪
祟殺し編では分かりませんが暇潰し編が終わると実は熊ちゃんといわれている刑事が失踪していることが分かります。
このときは一緒に行動していたので彼も消えてしまったのでしょう。
多分園崎家にガクブル。


暇潰し編
普通に考えるならこの話は祟殺し編の延長上の未来ですね。
出版された「ひぐらしのなく頃に」という物語は祟殺し編が元になっていると思われます。
このときに気になる点がひとつ。
祟殺し編では圭一が唯一の生存者ですがこの話では生存者=圭一がいません。
また当たり前ですが前三編には赤石がいません。
梨花ちゃんの発言、暇潰し編のTIPS、フレデリカの詩を統合すると…可能性としてあげられるのは「古手梨花が同じ時間の繰り返しを体験している」。


前提条件として
梨花ちゃんは以前の記憶を持っている
・少なくても複数回を繰り返している
・TIPSは近年のもの
・「私」が語っているTIPSの母に当たる人物の日記がTIPS「母の日記」


裏づけになるほどではありませんがコミックス版でこれの仄めかしがあります。
この時点でその情報は致命的なんじゃないかなーと思うのですがどうなんでしょう。
そもそも推測があってるか分かりませんが可能性ではこれが一番ありそうなんですけどね。


まずその可能性に至る経緯について。
■TIPS
母の日記には娘のことを気味悪がっている母親の言葉が綴られています。
ここでは古手梨花がつまらなさそうに生活している様以外にカレーライスの話が出てきます。
母親は家事を教えていないにもかかわらず彼女はできるのです。
そして母親の死後であれば彼女も家事をしているのです。


■今後に起こる事件について4年目までを正確に知っている
そして5年目に自分が死ぬことも。
どの編においても彼女が死に至るのは説明されている通り。
ただ鬼隠し編では視点である圭一自身が死んでしまうことでその後が提示されない、綿流し編では雛見沢を離れていること(加えて言えばその前に梨花ちゃんは「魅音」に殺されてます)、祟殺し編で初めて彼女の亡骸が出てきます。
土曜にやるアニメでどう描写されるか楽しみ。


暇潰し編そのもの
圭一が居ない(もしくは居るけど災害に巻き込まれた)祟殺し編を通した未来。
彼女は公安から来た人物に興味を示しました。
もっと厳密に言うなら「赤石」個人にです。
エピローグで言われてますが彼女は赤石に助けを頼みました。


■TIPS「歯車と火事と蜜の味」「雨雲に恋して」「箱選びゲーム」。
TIPSの語り手はこんなことを言っています。
時計はひとつじゃない。
自分の家に火が燃え移る家とそうでない家がある。
近所とか川向こうとか、そういう距離の問題ではなくそういったものが世の中にはたくさんある。
選択肢なんて大したものじゃない。
同じ繰り返しに飽きている。
そして予定外の出来事に喜ぶ。


これを語っているのが古手梨花自身であれば母親の日記の内容とあわせて考える事ができます。


語り手は「私は退屈を愛さない」
娘は「つまらなさそうな顔をする」
語り手は「予定調和が変わる1%に期待して逆さてるてる坊主を吊るす」
娘は「晴れに飽きたといって逆さてるてる坊主を作る」
語り手は「突然の夕立に歓喜する」
娘は「雨にずぶぬれになってくる」


この辺が大きなヒントです。
梨花は繰り返されることを確信していて、その生活に飽きているように見えます。
彼女が知らないのは「雛見沢大災害」について。
それが起こるのは彼女の死後。
さらに言えば暇潰し編のフレデリカの詩がまんま提起しています。
「私をこれから殺す犯人は誰!?」と。
単純に彼女は知らないのです。
なぜ自分が死ぬのか、誰に殺されるのか。
知りたい、それが問題編という提示なのでは。


つまり他の話はあらゆる可能性の中で至った結末の一つという事。
設定が同じということはある程度の時間内での繰り返しなのだと思われます。
暇潰し編というのはその一端で、彼女が湖面に投じた石=可能性のひとつが赤石という人物。
本当に解までの「暇潰し」、事に至る彼女の「暇潰し」。
あらゆる可能性を辿ったとするのであればその中にある共通項には重大な意味があるはず。


予定調和外の「5年目の祟り」。
鬼隠し編ではこの5年目の祟りが提示されました。
綿流し編ではこの5年目の祟りの切っ掛けが提示されました。
祟殺し編では祟りに関係なく死に至る彼女の最後が提示されました。
暇潰し編では前三編の事後が提示されました。


これらの意味は?


そもそも5年目の祟りが祭具殿にはいった事を理由に執行されているのであれば切っ掛けを作ったのは彼女です。
祭具殿の封鎖を南京錠だけにしました。
つまり部外者に入って欲しかった?
その結果この二人が死ぬ(鷹野さんはどうだか分かりませんが)=予定調和?
4年目以前は誰かが何らかの目的で行ったこと、5年目の祟りは梨花が湖面に投じた石?
4年目以前の祟りと5年目の祟りに違和感があるというのはこれでしょうか。
そしてその予見には失踪について触れていないため、鬼隠しというのは執行者の都合に合わせた辻褄合わせなのかもしれません。
また彼女は赤石が電話にでないよう工作を行っています。
少なくとも奥さんの不幸を知っているのではないでしょうか。
それを盾に助けを求めたのが今回の「暇潰し編」。
だから公安からきた人物に興味を示した。
来たのが赤石以外だったら興味を示さなかったと思われます。