ゾイド

NorさんのところでゴジュラスMK-3、バーサークフューラー、凱龍輝について書き込みがあったので補足。


共和国は戦争を続ける最中でゴジュラスの新型機の開発を進めていました。
MK-2(現ゴジュラスガナー)が砲撃力を強化した機体だった事もあり、ゴジュラスMK-3は格闘能力を高めたゾイドとして設計され、前傾姿勢の2足歩行型ゾイドになっています。
しかしゴジュラスサイズのZOIDSは取り回しが困難で、適当な素体がいなかった事で開発が思うように進みません。
もともとゴジュラスは中央大陸の地下に住む古代生物であり、生息数が極めて少ない個体です。
また地下に住む生物と言う事もあり、グランドカタストロフの影響で生息地が水没、新規に配備が難しいゾイドでもありました。
西方大陸戦争が勃発した際の配備数は全軍で約150あまり、本土守備隊は70弱です。
暗黒大陸上陸時にほとんどの戦力をここに割いたので本土防衛に付いたのは10機あまり。
みんなBSにぶったぎられましたorz


しかしネオゼネバスとの戦闘でバーサークフューラーを鹵獲する事に成功したことにより事態は急変します。
バーサークフューラーを徹底的に解析することにより格闘能力が非常に高い素体だと判明し、ゴジュラスMK-3の設計を元に大型ゾイドからやや小型のティラノ型ゾイドへ開発を転向する事になります。
その後、ネオゼネバス侵攻により共和国首都が陥落、研究を凍結。


戦況打破のためギガノトサウルス野生体を元に新型ゴジュラスを開発、中央大陸奪還に図ります。
またゴジュラスギガには前傾姿勢や背鰭などゴジュラスMK-3の名残が幾つか見られます。
クック要塞を奪還し、中央大陸奪還への足がかり掴んだ共和国軍ですが、セイスモサウルスのゼネバス砲の前にギガが崩れ落ちます。


セイスモサウルスの登場により中央大陸を追われた共和国軍には国力がなく、大型ゾイドの開発のノウハウと引き換えにZOITEC社と協力しセイスモサウルスに対抗できる新規ゾイドの開発に着手。
同盟国のガイロス帝国からティラノ型野生体の提供してもらい、鹵獲したバーサークフューラーの解析データ、ゴジュラスギガの設計、ZOITECのブロックス技術をフィードバックしプロトタイプがロールアウト。
ZOITECの提案によりB-CAS武装として採用し凱龍輝として配備される事になります。


こういう背景のためフューラーと凱龍輝は兄弟機ともいえる関係で、設計思想の引継ぎによりゴジュラスといえる機体でもあります。
ゾイドフューザーズでフューラーのコアを使い凱龍輝を目覚めさせたと言うのも設定を無視しているわけではないんですよ。